大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編
総合評価:☆☆☆☆☆
対象:国立二次、難関私大
おすすめポイント:見やすさ、分かりやすさ、対応範囲、オリジナル性、費用対効果
同著者の英作文ハイパートレーニングの自由英作文編。自由英作文の組み立て方を学び、実際に演習をすることで、自由英作文の対策を行う。エッセイから要約・eメール問題の対策も可能。
見やすさ
レイアウトは各セクションの解説、復習問題ともに整っており見やすい。また、使用している着色は少ないものの図表を取り入れた解説で理解を促している。加えて、一ページ毎の文字数も多くないので、視覚的に見やすい。
わかりやすさ
解説量が多いわけではないが、的確なポイントをついており、かつ、記載内容も平易なため理解しやすい。
パラグラフの構成についての説明は、特に優れている。
対応範囲
例文の暗記や文法事項の暗記に終始せず、パラグラフの構成を説明しているので、すべての自由英作文に応用が効く。300語程度の長い英作文であっても対応可能。早稲田大学に出る、英文英語要約問題にも対応している。
ただ、英文法や語彙の知識は求められるので、『大矢英作文講義の実況中継』読了後に取り組むのが望ましい。
オリジナル性
パラグラフ構成がわかりやすく記載されている点が優れている。
費用対効果
対応範囲から、価格は適切。
パラグラフ構成のインプットのみではなく、自由英作文の演習もあるため、時間は必要となる。
ただ、この一冊を理解しきれば難関大学の自由英作文過去問を解きはじめることが出来る。