ハイレベル理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)
総合評価:☆☆☆
対象:最難関
おすすめポイント:費用対効果
問題数が適量で解説がとても丁寧。図が綺麗なので、解法をイメージしやすい。標準的かつ必要な不可欠な例題を50題準備をし、演習問題180題で、応用力を磨く。解説は図解がついており、大変見やすい。
見やすさ
図が多く、大変見やすい。特に、立体図形が綺麗に描かれており、イメージしやすい。
わかりやすさ
公式や定理を最初にまとめてくれているので、基本の抜けを防げる。解答は別解を載せている問題が多いが解説が丁寧でないので、数学が苦手な人は別の問題集をオススメする。
対応範囲
ハイレベル典型問題(典型問題の中でも少し難しめなひねくれていない問題)が網羅されている。『やさしい理系数学』と取扱分野(目次に記載されている項目)は同じであるが問題の難易度が多少異なる。
オリジナル性
“市販の問題集は、入試問題を羅列しただけのものが多く、その解答も答だけのものや、途中が詳しくないもの、ただ一通りの解答だけのものや、略解程度の別解しかないものがほとんど”であるので、この問題集は“難関大学の入試の合否を左右する頻出重要問題で、柔軟な発想力と数学的センスを磨くための良問180題に(50例題+130演習問題)を精選し、問題解法のアプローチの仕方に重点を置き、一般性があって応用範囲の広い解法はできるだけ多く取り入れて作成”されている問題集です。『ハイレベル理系数学』より引用
費用対効果
分量が多いので時間はかかるが、国立二次理系数学の難問の解答プロセスを発想する力を身に付けることが出来る。また、掲載されている問題は難問の中でも典型的かつ良問が比較的に多い。